Mad Man Sutra 1.前書き

Mad Man Sutra 前書き


青汁とホウレン草の入ったジュースを飲んだので胃の中はさぞや緑色に染まっているのだろうと想像するばかりが能じゃないと隣のトトロが囁くので、それもそうだなと妙に納得しているこのアタマの中である。

爆発しそうなのでマインドを垂れ流すことにするという意見は賛否両論あるであろうということは、容易に想像できることではあるが、なにせあの立川流のお歴々やベートーベン、ミックジャガーやジョージハリスン、四代目柳亭痴楽、島田一の介も声をそろえて東京ブギウギを歌うのだから始末に負えないのである。
ということで私は不条理と知りつつもあえてこのシリーズを執筆することにしたのである。

これは天啓であろう。そうとしか考えられないと考えているエナジーは泡銭の匂いを撒き散らしていることについては弁明の余地はない。よって欲求のはけ口とすることが最も美しい救いの方法であると、めっきり暖かくなった五月の風が囁いてくれている。

   

カエルの子はカエルではない、オタマジャクシであると厚切りジェイソンは大いに叫んでいる。この黒船的咆吼は多くの人々の魂にとどいているのだろうか?
これは甚だ疑問だと賢者は言い続けている。美しいことには違いないが人類の意識は未だ信じ難いくらいに未成熟なのだと。
それもそうだ。バナナジュースに蠅が集っても脳がスキヤキになった位にしか感じられない黒崎山米治郎とロドリゲンティ・ニコラウス28世が恰も人類を代表しているように恥も外聞もなく振る舞っているような昨今の世界情勢である。
諦めた方が良い。正にこれが結論である。諸行無常はハトが豆鉄砲を食らった音を絵に描いたようなもので、猛毒こそないものの正に猫に小判のようなものであって、我々ゾンビの相手にできるような物干し竿ではないということは、火を見るよりも明らかだ。
ともかく壊れたガラス瓶も良く出来ていると感心するばかりである。


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